お尻が痛くなりすぎて難病が発覚した話
こんにちは、いつきです。
タイトルの通り、おしりが痛くなりすぎて難病が発覚した時の話です。
わたしは元々、思い出せる限りの幼い頃から、
胃腸が極端に弱い子どもでした。
焼き肉とか脂肪分の多い食事を食べたらお腹を下すひとはそこそこいるのではないかとおもいますが、
わたしは麦茶とか牛乳とかを一気のみするだけでおなかを下すレベルでした。
どんなお腹。
弱すぎですよね。
胃腸の弱い山根くんもびっくりの弱さ。
なので、自分がいつの間にかうっかり難病になっていたときも、
最初は全く気がつかなかったのです。
そう、お尻が痛くなりすぎるまでは。
当時わたしは14歳で、中学二年生で、
オタクばかりが集う美術部で、
美術室で部活動と称してオタク活動をしたり、
主に雑談をしたりしていました。
授業中の記憶は殆どなくて、
思春期真っ盛りの女子は、普通なら、
神社に住んでいるという恥ずかしいことは学友たちにはバレたくないものだと思うのですが、
中学校の道路を挟んで隣が神社だったため、
隠すということはほぼほぼ、というか完全確実に無理な状況でした。
なので「いつき神社」と呼ばれていじめられていました。
わたしは神社ではないのに!
そんな日々の中、わたしはある日、
突如としてお尻に違和感を覚え始めます。
「あれ?なんか、腫れてて、痛いような気がする・・・?」
と。
しかし、そこはオタクとはいえども、思春期真っ盛り女子。
「お尻に異変だ-!」
などとは、やっぱり簡単には人に言い出せませんよね。
そこで、一応思春期真っ盛りだったいつきは、
とりあえず、
ひたすら我慢する、
という選択をします。
そうするとですね。
当然なんですけど、どんどんお尻の異変部位が、腫れ上がっていくのです。
ちょっと、ここからはもう少し詳しく説明しないと分からないですよね。
お尻お尻、と言っていますが、
腫れ上がりはじめたのはお尻ほっぺたの部分ではなく、
お尻の穴的な部位のあたりです。
ちょっとリアルな話題でいつきのアイドルイメージを崩すといけないので、
かわいいお尻のイメージ画像を置いていきますね。
おしり。(画像はイメージです。)
「もしかしたら明日には良くなっているかもしれない・・・今日さえ、今日さえ耐え抜けば・・・」
と、毎日毎日、
どんどん腫れ上がり続けるお尻の腫れ物の痛みと闘い続けるいつき。
その部位は日に日に確実に悪化していき、
かなりの熱を持ち、明らかに中に膿が溜まっている感じがわかるようになります。
できもの特有の、「放って置いたら破裂して中身が出て楽になりそうな感」もあることはあるのですが、
我慢出来ないからつついてみようか??いやでも怖いから待とうか??!いや、しかしでも??!!?!????
と正常に考えられないほどの痛みが日夜を問わず、襲い続けるのです。
ダイレクトに。
いつきの。
お尻を。
おしり。(画像はイメージです。)
我慢に我慢を重ねてもみましたが、
放っておいたらそのうち破裂して楽になるのかもしれないけど、
でもその前にわたしはお尻の痛みで発狂してしまうかもしれないな、
と、わたしは割と本気で思いました。
そして、
「お尻が痛くて発狂した人として名を馳せるのは嫌だ」
と思ったわたしは、そうしてついに腹をくくり、
親に告げることにしたのです。
「お尻が腫れ上がって、どえらいことになっているようだ」
と。
この頃にはもうあまりの痛みに、
家では常時うつ伏せの体勢でしかいられなかったと記憶しています。
普通に座るなどということは、
いつ爆発してもおかしくない爆弾をお尻に抱えたいつきにはもう不可能でした。
しかしそれだけの我慢を重ね、
決死の覚悟で親に告げたというのに、
母親のリアクションは、
「ほっといたらよくなるんじゃない?」
という劇的に薄いものでした。
「アホ!相当ほっといたけど全く良くなってないから言っとるんじゃ!!」
というようなことを言い続け、
やっとこ母は仕方なしに病院を探してくれました。
お尻の。
病院を。
肛門科、
という響きって、もうこれ以上ないくらいに恥ずかしい科な訳です、14歳女子にとってみれば。
わたし、まさか自分が14歳にして肛門科の病院の扉をくぐるとは思っていませんでしたよ、
思ってる人もあまりいないでしょうけど。
そしてついに母が探し出してくれた病院に辿り着き、
待合室に入ると、わたしは思わず待合室にいる人たちをこっそり隅から隅まで眺めてしまいました。
「ここにいる人たちはみんな、もれなくお尻に爆弾を抱えているのか・・・」
と思うと、もう相手が老若男女関係なく、
握手を交わしたい気持ちになったのをとても覚えています。
初めて会ったのに仲間意識。
戦友の感じがしましたね。(一方的に)
そして長いこと待たされ診察室に入ると、
衝撃的なポーズでベッドの上で待つことを指示されます。
下半身の衣服と下着を全て膝まで下ろして、
お尻を突き出して「く」の字のようにして待つのです。
先生が来るまでは腰にバスタオルをかけておいてもらえはするんですけど、
この体勢は恥ずかしい、のレベルを超越していました。
そして先生がやってきて簡単にわたしをお尻を診察し、
「はいちょっと痛いですよー」
と言って、わたしは何が起こるか察知するまえに、お尻の穴にぐいっと指を入れられていました。
「うぎゃー!!!」
とリアルに言った気がするくらいの激痛で、
「いきなりなにをするんじゃ!!」
と涙目になりながら思っていたら、先生はさらりと言いました。
「これは痔瘻だね。手術します。」
と。
しゅ・・・じゅつ・・・?????
いつきは初めて行った肛門科で、
いきなり人生初めての手術をすることになりました。
長くなってしまったので、
はじめてのお尻手術体験記は次回に続きます。